楽山日記

ヤフーブログから引っ越してきました。特にテーマは決めずに書いてますが、スピ系の文章が多めです。若気の至りでハマってしまった宗教についても書いてます。よろしくお願いします。ヤフーブログの楽山日記と区別するために、ブログタイトルの末尾にLDとつけていましたが、ヤフーブログはなくなったので、末尾のLDも削除することにしました。

『魔女狩り』森島恒雄著

『魔女狩り』  森島恒雄著

*はじまり
 魔女狩りについては断片的な知識はあっても、その全体像はよく知らないので本書を読んでみた。
 まず本書によると、魔女狩りのはじまりは異端審問がきっかけだったそうだ。その流れはおよそ次のようなものだったらしい。
 教会は、当初は魔女を敵視することなく放置していた → その後、教会が大きな権力を持つようになると内部腐敗、堕落が進んだ → 一部の信徒が教会から離れ、独自の純粋な信仰を目指し始めた → 教会はこれを異端として弾圧、排除した → この異端審問、弾圧が一段落すると、次は魔女が標的になりはじめた云々。
 こうしてみると魔女狩りのきっかけは、教会の都合でしかないようで、犠牲者は本当に気の毒である。

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『国史総論』内田銀蔵著(昭和17年)

内田銀蔵『国史総論』

*まえおき
 いわゆる歴史問題に興味を持つようになって以来、古書店やリサイクルショップなどで、戦前戦中の書物を見かける度に手元に確保しておくようになったのだが、本書もそのうちの一冊である。
 その内容はといえば、著者の講演をまとめたものだということで、文章は平易で分かりやすい語り口になっている。個人的感想としては前半よりは後半…「第五 対外関係」「第六 政治及社会組織の進化」「第八 国民の思想信仰と外来の文化」の方が読み応えがあり、面白い。


*気になった箇所
 本書の中で特に印象に残った点を例の如く三つ程述べると、まずは日本人は先住民や帰化人などが入り混じった雑種だという見解である。日本人は純粋な民族だいうような主張はしておらず、ここは当時の同盟国とは大分違っていたようだ。
 二つ目は江戸時代、幕府が英吉利との貿易を拒絶したのは、当時「チャールズ二世は葡萄牙王の女を皇后にした」ことが理由だったとのことである。これは記録に残っているらしく、当時の幕府の情報収集能力と外交力がいかなるものであったかをうかがわせる話である。
 三つ目は「第六」において、天皇、皇室について語られている箇所だけ、文体が異なっているように感じられたことである。他の部分は分かりやすい口語的文章なのに、当該箇所だけは随分と慇懃かつ大袈裟で、難しい漢語が散りばめられ、読み難いものになっている。およその事情は察せられるが、やはりそういう時代だったということなのだろう。


『私の記録』東久邇宮稔彦著(昭和22年)

東久邇宮稔彦『私の記録』

*概略
 本書の全体的な論調は、日本人はみなで戦前戦中の間違いを反省し、迷惑をかけた国々には謝罪しよう、米による日本占領には反抗することなく従い、地に堕ちた道義を回復するように努めようというものになっている。
 また著者の前半生については、フランス留学によって、我が国は神国であり、特別だという日本教育の影響から脱して、日本の長所も短所も客観的に把握できるようになったこと、戦前戦中は戦争を回避するためにさまざまな努力をしたが、残念ながらその成果は得られなかったこと、戦後は陛下に従い、終戦時の反乱を抑止し、民主主義的な政治の実現に努めたことなどが綴られている。
 当時、本書はかなりの話題になったそうだが、そのことと上のような内容からは、戦争に負けて占領されるということの悲哀がよく分かるように思う。当たり前の話だが、やはり戦争はすべきでないし、もしするなら絶対に負けてはいけないということなのだろう。

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ギャラリー
  • 『ブッダという男』清水俊史著
  • 『光る国神霊物語 大悟徹底の手引書』門田博治、花井陽三郎著
  • 『易と人生哲学』安岡正篤著
  • 『ほくろの呼び鈴 父 実篤回想』武者小路辰子著
  • 『『涅槃経』を読む』高崎直道著
  • 『魔女狩り』森島恒雄著
  • 『国史総論』内田銀蔵著(昭和17年)
  • 『私の記録』東久邇宮稔彦著(昭和22年)
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  • 『皇国体の真髄』松永材著(昭和15年)
  • 『皇国体の真髄』松永材著(昭和15年)
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  • 『韓国 堕落の2000年史』崔基鎬著
  • 『宣戦大詔謹解』朝日新聞社刊(昭和十七年三月)
  • 「小学」(新釈漢文大系 第3巻)
  • 「小学」(新釈漢文大系 第3巻)
  • 『人類の物語 ヒトはこうして地球の支配者になった』ユヴァル・ノア・ハラリ著
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