四四〇 このわたくしがムンジャ草を取り去るだろうか? (敵に降参してしまうだろうか?)この場合、命はどうでもよい。わたくしは、敗れて生きながらえるよりは、戦って死ぬほうがました。
(『ブッダのことば』中村元訳、岩波書店〈岩波文庫〉、1985年、p.89)

これは、はっとするほど、勇ましいことばだと思います。命よりも大切なものを持っているのは幸せだろうし、だからこそ、これほど勇ましくなることができるのかもしれません。