以前、他のところでも書いたことですが、自分を振り返ってみると、今の自分と子供の頃の自分とはほとんど別人になっています。たった数十年前のことであるのに子供の頃の自分はほとんど消えてしまっています。赤ん坊の頃の自分はといえばもう完全に消えています。おそらくこのまま行けば、今の自分もやがて消えてしまうことでしょう。
 
このことを思うと、たとえ人の本質は霊であって永遠に生き続けるのだとしても、それは今の自分が永続することは意味しないようです。結局、人の命が有限であっても永遠であっても、今の自分はいずれは消え去るということは変わらないように思います。