クライヴ・バーカーを読んでたら、次の一節を見つけた。
勇気があるからこそ、金メダルが獲れたのだ。勇気があるからこそ、何度も何度も先頭でゴールインすることができるのだ。そこがジョエルの凡人とちがう点だ。(「地獄の競技会」『ジャクリーン・エス』〈集英社文庫〉クライヴ・バーカー著、大久保寛著、集英社、1999年、pp85-86)
これは金メダリストのコーチの考えだけど
本当にこの通りなんだろうなあと思う
自分は根っからの臆病なので
一番になるのは気が引ける
よくて、三、四番目くらいで十分と思う
この辺りが落ち着けるのであって
これ以上になると、居心地が悪くなる
よくて、三、四番目くらいで十分と思う
この辺りが落ち着けるのであって
これ以上になると、居心地が悪くなる
それだから
一番になってしまいそうなときは
わざと手を抜いて、順位を調整したくなる
わざと手を抜いて、順位を調整したくなる
実際には
そんな小細工はしなくても
一番になる気遣いはないのだが
臆病ゆえに、念には念をいれて、一番を避けるわけである
一番になる気遣いはないのだが
臆病ゆえに、念には念をいれて、一番を避けるわけである
我ながら滑稽な話であるが
こういうのは、持って生まれた性格というやつで
変革するのはなかなか難しそうだ
変革するのはなかなか難しそうだ
臆病といえば
「三四郎」に、おもしろいエピソードがあった
三四郎が、行きずりの女に、臆病な人だと言われてしまう場面である
たぶん、自分も三四郎と同じような結果になるだろうなあと思う。
三四郎が、行きずりの女に、臆病な人だと言われてしまう場面である
たぶん、自分も三四郎と同じような結果になるだろうなあと思う。