とある話によると
金縛りは
脳は起きていても
体が寝ているために
体を自由に動かせない状態だ
ということらしい

でも
自分の金縛り体験は
体を動かせないというより
体を押されるというものだった

体に力は入るし
足の指も動かせる
でも胴体を動かそうとすると
息もできないくらいに押し返されるのだ

この点、上の説明だけでは物足りない
何か別の要因がありそうである
たとえば、霊がのしかかってきているとか…?

でも
金縛り防止のまじないを、いろいろ試したら
効いたり、効かなかったりで
効果の有る無しは判然としなかった

むしろ
そういうまじないよりも
ラジオをつけっぱなしで寝た方が
よほど効果が高かったくらいである

これを自分なりに解釈すると
まじないが効いたり、効かなかったりするのは
暗示の深い、浅いの違いかもしれないし
ラジオのつけっぱなしに効果があったのは
音があることで
ウトウトしてる状態でいる時間を短縮できたからかなと思う

音があれば
音が聞こえないほど熟睡してるか
音を聞いて目覚めるかの二つであって
寝てるとも起きてるとも言えないような
ウトウトしてる状態を避けられるので
これが金縛りにならなかった要因ではないかと…

こうしてみると
金縛りの原因は
オバケの仕業というより
睡眠状態など、肉体的な理由かもしれない

そういえば
自分の金縛り体験は、思春期に集中してた
これも金縛りの原因は肉体にあることを示してるかもしれない
思春期における体調の変化とか、ホルモンがどうしたとか
その手のことが影響していたのではないかと

どうも金縛りについては
わざわざオバケを持ち出さなくても
おおよその説明はできそうではある

とはいえ金縛りは
押されるというだけでなく
幻聴を伴うこともあるから
こちらの方面も考えると
話はさらに複雑になりそうではある

でも
やっぱりこれに関しても
金縛りの原因をオバケと断定するには
材料不足となりそうな予感がしないでもないが…どうだろう?

金縛りはオバケの仕業だと言うのは簡単だけど
それが事実であると証明するのは
なかなかに難しいようだ。