カルトの見分け方には、さまざまな方法がある。カルトの特徴をいくつか挙げて、それに合致するかどうかとか、木の良し悪しはその実で判断されるというように、これまでの実績や信者らの言動で判断するとか…。

個人的には、これについては世間の評判で判断するのが、もっとも簡便、無難であるように思える。多くの人々が、おかしいと判断する宗教は、カルトだとみてまず間違いない。

大半が無関心だったり、積極的にバツ判定しないならば、カルトではないかもしれない。でも大半が、おかしい、気味が悪いと感じて、はっきりとバツ判定するならば、それはカルトとみなして差し支えないだろう。

世間の判断は常に正しいとは言えないだろうけれども、政治判断ならともかく、カルトかどうかの判断については、宗教者、心霊主義者、信者など、特定の宗教や思想に凝っている者よりは、一般の人の判断の方が信頼できるように思う。