主よ、わたしを苦しめる者は
どこまで増えるのでしょうか。
多くの者がわたしに立ち向かい
多くの者がわたしに言います
「彼に神の救いなどあるものか」と。
(詩編3:2-3) 
宗教関連の議論をしていると、
「彼は救われないだろう」
「彼は地獄に堕ちるだろう」
などと言う人がいるけど、

この詩を読むと、
そういうことを言う人は、
何千年も前から、いたようだ。

ということは、
こういう人たちは、
何千年経っても、
ずっと居続けるんだろうな。

でも、
人のことを
とやかく言っても仕方ないかな。

まずは自分自身が、
人をむやみに裁いたり、
神の心を分かったつもりになって、
神は誰を救い、誰を救わない
などと言ったりしないように、
気をつけよう。

   *

ていうか、
考えてみれば、
自分も宗教にハマっているときに、
人に対して、「地獄行きだな」と言ったことがあったのだった。

自分はそんなことを言ったことは、すっかり忘れていたのだが、
ずいぶん経ってから、当人から、次のようなことを言われて思い出したのだった。
「ずっと前に、おまえから、地獄に堕ちると言われたことがあった。
あの時は、ぶんなぐってやろうと思ったぞ」

これは今、思い出しても恥ずかしくてたまらない。
胸がぐうっと苦しくなって、ご飯が食べられなくなるくらいの恥ずかしさ。
恐らくは、この他にも、自分で犯していながら忘れてしまっている罪はたくさんあるだろうし、
ひたすら反省である…。