HSの伝道は、大体このような形になっている。

・目的…大川隆法の説く教えを多くの人々に知らしめること。
・方法…信者は、大川隆法の書籍を大量購入して配布する。

 これは昔であればそれなりの筋は通っていただろうけれども、ネットが一般化してからはそうではなくなっている。
 今の時代、もし教えを広めることが目的であれば、そのための方法は下のようにネットを活用したものにならないのはおかしい。

・目的…大川隆法の説く教えを多くの人々に知らしめること。
・方法…大川隆法の書籍、ビデオなどは、ネットで無料配信する。
 
 本来なら、目的は変わらなくとも、方法については時代環境によって変わるのが当たり前だ。
 でもHSでは、時代環境が変わって、前より良い方法が発明されているのに、それを利用しない。なぜか? その理由は、上のパターンを再整理すればすぐ分かる。

・目的…大川隆法の書籍を大量に売りさばくこと。
・手段…伝道のためと称して、信者に、大川隆法の書籍を大量購入させて配布させる。

 もう一つ付け足して、こういうこともできる。

・目的…大川隆法の書籍を大量に売りさばくこと。
・手段…伝道のためと称して、信者に、大川隆法の書籍を大量購入させて配布させる。
・手段…終末論を用いる。危機をあおり、大川隆法の教えを早く広めないと怖ろしい災厄に見舞われるとする。

 結局のところ、HSの目的は、教えを広めることではなく、書籍を大量に売りさばくことなのだろう。伝道にしろ、危機の預言にしろ、それらは名目的なものに過ぎず、本当の目的はお金だ。
 信者からしたら、こういう考え方はバカらしく思えるかもしれないが、それならば幸福の科学の30年余りの歴史の中で、変わらないこと、変わったことを調べてみればいい。幸福の科学では、教義はたびたび改変されているけれども、お金がかかるという点はずっと変わっていないだろう。ここに注視したら、幸福の科学は何を目的とし、何を手段としているか容易に分かるはずだ。