四三一 わたくしにはその(世間の)善業を求める必要は微塵もない。悪魔は善業の功徳を求める人々にこそ語るがよい。
(『ブッダのことば -スッタニパータ-』(岩波文庫)中村元訳)

このことばは気迫がこもっていて、我が身が引き締まる思いがする。
 
ただそうはいっても、自分の中にはまだ御利益に無関心ではいられない心があるのだから情けない。とほほ。善業の功徳を意識することなく、さらりと生きられるようになるのはいつのことやら……。