神のどのような命令にも、抗うことなく従順であるべきだという信仰論を聞くと、いつも疑問に思うことがある。
 
それは、神は、人が反抗することを期待して、あえて無理なことを命じることはあるのではないかということ。
 
具体的にはこういう例。

神 「○○を殺せ」
人 「神よ、お許しください。自分にはそんなことはできません」
神 「それでよい。もしお前が、本当に○○を殺すなら、わたしはお前を罰するつもりであった」

なんだか下手な例だけども、要は、人間に自由意思が与えられていることを思うと、神の命令に従順でさえあればよいというわけではないような気がするのである。