上の記事を読み返してみると、説明不足のように思えたので補足説明しておきたい。
クヌルプと神さまとの対話の流れは、大体、次のようなものである。
・クヌルプは死の間際に、自分の人生はこれでよかったのか、もっと別の生き方はできなかったのかと悩む。
・神さまは、クヌルプに、これまでの間に沢山の幸せがあったことを思い出させる。他人を傷つけたことはあっても、それ以上によいこともしてきたと指摘する。またクヌルプには相応の役割があり、そのためにはクヌルプは他の人のように生きるのではなく、クヌルプらしく生きることが必要だったとも説く。
さらには、クヌルプは神さまの子、兄弟、一片であるから、たとえばクヌルプが愚かなまねをして、他人から笑われたときには、神さまもクヌルプとともに笑われていたとして、クヌルプが体験したことは神さまも共に体験していたと語る。
・クヌルプは自分の個性や人生に納得して、目を閉じる。
人によってはいろいろな考え方があるだろうけれど、自分としては、上述のように、神さまはいつもいっしょにいてくれて、あるがままの自分を受け入れてくれると実感できたならば、生きるのはすごく楽になるだろうと想像する。






















