これは価値がある
あれは価値がない
などと言うけれど
それってなんかちがうなあと思う

一見して
無価値に見えるものでも
自分にはそう見えているだけで
他の人にとってはそうでなかったりする

たとえば
本、映画、音楽などは
自分の趣味に合わず、無価値に思えても
他の人にとっては最高のものだったりする
思想、信条、人物などでもそういうものだ

結局のところ
「こんなものは無価値だ!」というのは
「私には、価値を見出せない。価値が分からない」
という程度のことにすぎないのかも

人に言えることは、せいぜい、好きか、嫌いかくらいであって
本当に価値があるかどうかなんて、わかりっこないんだろう

人を裁くなというのも
こういう現実と関係してそうな気がする。