十二、三のころだったろうか
「人は死んだら終わり。無になる」
と想像したときに、ゾッとしたのを覚えている

自分は、基本的には
あの世はあると思っていたので
上のようなことは、滅多に考えなかったが
それでも、ふと考えてしまうことはあり
その時は、すごく怖かった

ただ近頃は、その恐怖心は薄らいできたようだ
年を取って、感性が鈍ってきたのかもしれない
死んだら無になるとしても
まあそれならそれでもいいかな
という気分になってきている

これは、いいことなのか、わるいことなのか
判然としないところもあるけれど
臆病者の自分としては
恐怖心が薄らぐことは、ストレス軽減でもあるし
これはいいことなんだろうなあと思うことにしている。