よく指摘されることではあるけれど
神とは、結局は、自分のことにすぎないのだろうか

優しい人は、神は慈愛に満ちた存在だとし
厳しい人は、神は厳格な存在だとし
批判に怒らない人は、神は批判されたくらいで怒らないだろうと考え
批判にカッとする人は、神を批判するなんてとんでもないと考えるようだし
こういう事例をみてると、そんな風に思う

ついでに言うと、宗教もこれと似てる
永遠の命が欲しい人は、永遠の命をくれる宗教を信じ
お金が欲しい人は、富をくれる宗教を信じ
健康が欲しい人は、病気を治してくれる宗教を信じ
霊能が欲しい人は、霊能を与えてくれる宗教を信じることが多いらしい
これからすると、宗教は、自分の願望を映す鏡ということになりそうだ

神や宗教が教えてくれるのは
真実ではなく、
自分とは何者であるか
自分は何を望んでいるか
ということに過ぎないのであれば
なんだか淋しい心持ちがするが
これはこれで有意義なことなのかな
自分自身を知ることは尊いことだというので。