ずいぶん前のことだが
大病したとき
俺はこのまま死ぬのかな…
と思ったことがある

そのとき
一番、気にかかったのは
人生でやり残したことがある
ということだった

別な言い方をすれば
生きた証を遺したい
ということかな

こんなことを言うのは
青臭いようでもあるし
気恥しくもあるが
そう考えたのは事実ではある

たぶん
自分にとって
人生で、一番大切なこととは
悔いのないように、精一杯に生きることなんだろう

この点
黒澤明の「生きる」は
自分には、現実であり、理想でもあるようだ。