宗教をやめることは、神に背を向け、離れることだと思っていた。

でも、どういうわけか自分の場合は、宗教を止めたら、神を身近に感じるようになった。なぜだろう?

理由はいろいろ考えられるが、結局のところ、自分の信じていた宗教は、カルトだったということなのかもしれない。

正しい宗教から離れることは、神に背を向けることになるだろう。でもおかしい宗教(カルト)から離れることは、邪なるものから離れて、真なる神に近付くことになる。

自分が宗教(カルト)をやめてから、神の存在をより身近に感じるようになったのは、多分このせいにちがいない。

信仰は尊いものであって、大切にすべきだろうけれども、それはあくまで正しい宗教の場合であって、カルトの場合はまったく異なるのである。

これは当たり前のことではあるが、自分は生来、愚鈍のせいか、この年になってようやく気が付けた次第である。