とあるブログを見たら
某教団には、社会不適合者ばかり集まってる
というようなことが書かれていた。

ずいぶん、キツイもの言いだなあと思ったのだが
丁度、今読んでいるエッセイ集に、これと関係ありそうな文章があったので貼ってみる

宗教というものは、まず〝まともな人間〟があって、はじめてその〝まともな人間〟と神とのかかわりが正されていくのだろうと思う。
(『目に見えないけれど大切なもの』〈PHP文庫〉渡辺和子著、PHP研究所、2015年、p.114)

まともな人であれば
まともな判断能力を持っているだろうから
この世の常識を超えたことについて考えても
そうそう、おかしなことにはならなそうではある

でも
人格に問題がある人は
判断能力には難があるだろうし
そういう人が宗教を信じたら
奇行がはじまるかもしれないし
教祖の言いなりになって
何をしでかすか分からない

これは
著者の意図とは違った解釈かもしれないけれども
宗教というものは、常識をわきまえ、きちんとした人ならまだしも
そうではない人は、近付かない方がいいものかもしれない…

宗教というのは
誰でも食べられる健康食品というよりは
激しい副作用が出るかもしれないほど強い薬なんだろう

宗教信者のなかには
相手かまわず、やみくもに宗教をすすめる人もいるけれど
この辺りのことについて、もっと気を付けた方がいいと思う。