自分がカルトに入ってしまった理由を考えると
まず第一に、教祖の講演や著書に感動したことがある
「こんなにすごいことを話せるのはすごい。これはただ者ではない!」
などと考えて、教祖はすごい人だと判断してしまったのである

でも
今にして思うと
教祖の人格や知性を
講演や著書によって判断したのは間違いだったなあと思う

たとえば
政治家を見てると
講演や著書では、堂々と、立派なことを言っていても
対立している相手との議論になると、途端に、ダメになる人がいる
批判、反論を浴びせられると、言葉に詰まり、平常心を失うのである

作家にも同じようなタイプはいる
著書はすばらしいが
議論では、すぐに感情的になり、支離滅裂なことを口走るとか

こうしてみると
教祖がどういう人であるかを判断するとき
その講演や著書だけで結論を出した自分は
つくづく浅はかだったなあと思う

少なくとも
結論を出すのは
その教祖が、反対者に対して
どういう態度を示すかを見極めてからにすべきだった

本当に
この点は、失敗したなあと思う。とほほ。