ある神道系の本を読んだら

死者の魂は
月日が経つうちに
祖霊の中に溶け込み
その個性を失うとしていた

どうやら
魂は永遠としても
その個性は、やがて失われるということらしい

これは
なんだか、さみしい気がしないでもないが
肉体は、土に還るように
魂は、霊の海のようなところに還るのかもしれない

それにしても
祖霊の中に溶け込むというのは
類魂ということなのかなあ

類魂については
それを構成する個々の魂は
個性を保つのか、失うのか
さまざまな議論があるようだけども
どちらの場合であっても
静かに受け入れることができる心境になりたいものである。