宗教の本を読んでいると
多神教を無神論扱いしているものがある

何でだろうと不思議だったが
ネット検索してみると、次のような理由らしい

神の観念は実に多様であるため、神の定義如何によってどんな考え方も無神論とみなしうるし、その逆も成り立つ。故に一部の一神教徒が汎神論宗教や仏教を「無神論」とすることがあり、逆に一部の多神教徒が一神教徒を「無神論」とすることもある。そのため無神論にはいくつかの定義が存在する。

広義には、また歴史的には「一神教におけるような唯一絶対の造物主を認めない立場」を指す。
狭義には、「神もしくはその他の類似の名前の付いた、人間や自然を超えた存在すべてを認めない立場」を指して無神論と呼ぶ。

広義の定義に当てはめれば、仏教や儒教は無神論的宗教であるが、狭義の定義に当てはめれば有神論的宗教とみなされる。

改めて考えてみれば
全知全能で唯一絶対の神を信じることを信仰と規定するならば
多神教、汎神論などは
精霊、妖精、幽霊、怪異などを信じることであって
信仰というよりは、迷信みたいな扱いになるのかもしれない

また
全てを統べる法則を神と信じるというのは
神は意思を持たないということだろうし
これは神は死んだと言ってるのと同じでことで
信仰とは言えないことになるのかもしれない

とすれば
一神教から見て
一神教以外はすべて無神論とみなされるのも当然か…

自分は
無神論といえば
人を超えた超自然的な存在をみとめないこと
というような意味合いで考えることが多かったけれど
一神教以外はすべて無神論という考え方も一理あるようではある。