自分は
いろいろと創作するのが好きなのだが
その際、最も大きな障害になるのが
自己検閲というやつである

何かアイディアが浮かぶと
「いや、これはダメだ」と否定し
ちょっと作りかけては
「こんなの話にならん」と中途で放り出し
八割がた出来上がり、完成間近になっても
「やっぱり、ダメだ」と、すべてをぶち壊す

いつもこんな感じで
自分で、自分にダメ出ししてばかりで
いつまで経っても、作品は完成しないから困る

この意味で
創作においては
自己検閲は大敵なんだと思う

そういえば
ちょっと思い出したが
自分は宗教にハマってるときも
似たような状態だったかもしれない

心に何か思い浮かぶと
「これはダメだ。神の教えに反する」と否定し
何かしようとするときも
「これはダメだ。神の教えに反する」と否定し
教団職員や、先輩信者から
「それはいいと思います」と保証してもらって
ようやく、ほっと一息つくのだった

ようするに
〝人生〟という
最大の創作物を
自己検閲で台無しにしてた

こうしてみると
やっぱ自己検閲のしすぎは
ろくなもんじゃない

自己検閲をまったくしないというのは
それはそれで問題かもしれないが
やりすぎるというのも、よくないようだ。