迂闊なことに
自分はカルト宗教にハマってしまったことがあるのだが
熱心な信者でいるときでも、時折、「なんか、おかしい」と感じることはあったのだった
でもその度に、疑いを持つのは悪魔の誘惑だと考えて
「なんか、おかしい」という感覚は忘れるようにしていた
今にして思えば、これがマインドコントロールというやつなのだろうが
当時はそんなことは考えもしなかった
あくまで自分は、自分の意思で入信し、信者を続けているのだと思ってた
マインドコントロールというものは、その最中にある時はちっとも自覚できず
それが解けてからでないと分からないというのは本当にやっかいだし、怖いなあと思う。
「なんか、おかしい」と感じることはあった・・・にもかかわらず、私たちの身の回りには宗教的伝統、因習、迷信など・・・
ちょっと立ち止まって考えると、おかしなことを連綿として繰り返していることって少なくないと思うのですが・・・
それが思考停止に陥っていることだと気づかせない何かがあるようですね。「何かおかしい」と思い続けることに「その度に、疑いを持つのは悪魔の誘惑だと考えて」しまい、悪魔による?思考停止にはまっているのなら、それはカルトによって日常生活の中でマインドコントロールされているのではないかと感じるべきですが、河合隼雄さんの言葉を借りて表現するなら、私はこれこそが『「日本人」という病』だと痛切に感じます。
tam
がしました