怒りの解消法としては
「義人一人もなし」ということを肝に銘じるということもある

自分も含めて、正しい人は一人もいないと思えば
人の間違いを責める気はなくなってゆくものである

幼子に大人のように振る舞えといっても無理であるように
罪を犯さないではいられない存在に、罪を犯すなといっても無理である
無理なことを求めたって仕方がない

こういう考え方は
厭世的な方向に行きすぎるとしたら問題だろうけれども
無用な怒りを避けるという点では役に立つと思う。