最近は、読書ノートのことを考えることが増えている。理由は簡単で、佐藤優に影響されたからである。恥ずかしながら、自分はけっこう人に影響されやすい (笑)。
 
ちなみに自分は、過去に、読書ノートをつけていたことがある。たしかその時は、三日坊主ならぬ、ノート三冊坊主で終わったのだった。
 
本は読みっぱなしではもったいないので、その要点をノートに抜き書きしておこうと思い立ったものの、それには予想以上に時間がかかり、嫌になってしまったのである。
 
読書ノートに時間をかけるより、その時間を使って他の本を読んだ方がましだとか、ノートにたくさん書いても全然読み返さないし、それなら書いても書かなくても同じじゃないかとか、そんな風なことを考えて、読書ノートは止めてしまった。
 
最近はといえば、簡単な感想メモを書いたりしている。読んだ本の内容を数行にまとめて、その感想をちょこっと書いておくというものである。
 
これは手間はさほどかからないし、要点をまとめる訓練にもなりそうで良いと思ったのだけれども、残念ながら本にある情報を記録、記憶、活用するという点ではいまいちのようである。
 
こうしてみると、読書で得たものを大切にし、いつでも活用できるように準備しておくためには、やっぱり手間暇がかかっても、読書ノートをまとめ、それを折に触れて読み返すことが大切なのかなあと思う。
 
自分は特に頭がいいわけではないし、大著述を為そうとか、そこまで大それたことは考えてはいないけれども、個人的な趣味、楽しみとして、また読書ノートをはじめてみようかな…。〈了〉