本の読み方にはいろいろあるだろうけど、最近の自分はこんな風になってきてる。
(1) まえがき、あとがきをざっと読む。目次で興味をひかれた箇所をざっと読む。凡例もチェック。
(2) 本全体を眺めてみる。目次には載ってないけど、自分には興味ある論点もあるかもしれないので、一応は全ページをざっと眺める。おもしろそうな箇所があればそこだけ読む。
(3) (2)の実践中に、気が付いたら読書に夢中になってることがある。これは当たり、自分にとっては良い本。冒頭から通読することにする。
(4) 通読してみてもおもしろいなら、しばらくした後で再読したくなる可能性は高いので手元に残しておく。
最近は時間が惜しくてならないので、本を読もうと思っても、(1)(2)で止めることが多いけど、(4)まで行ける本と出会えた時はしあわせ。
あと上の例外として、ブログ記事にする本は、自分の好みは別として一応通読はするようにしている。これは記事にする際の義務だと思うので。
〈追記 20190302〉
余談ながら、最近は背伸びした読書もしなくなってきてる。前は難しい本も頑張って読もうとしたけど、今はそういう頑張る読書はあんまりしない。
難しい本に齧り付いても、その意味を理解しないまま単に活字を追うだけになりがちだし、それよりは自分のレベルにあった本を読み、基礎力をつけてから再チャレンジした方がいい。断崖絶壁にはりついて身動きできなくなるより、自分の実力に合った登山道を探そうと…。
また小説を読むときは、ネタバレはいやなので、まえがき、あとがき、解説などは読まずに、本文の冒頭から読むようにしている。そうして、いい小説で、いい文章だと思えば、頭の中で音読するようにゆっくり読む。
でもエンターテイメント系の作品で、ストーリーが分かればいいという場合は、地の文は飛ばして会話だけを追うことはある。物語の展開はこれだけでも分かるし、仮に分からなくなってもページを戻って確認すれば済むので。
こうしてみると自分は随分と乱暴な読書をしてるなあという気がしないでもない。でも、性格、目的、時間、利益…などを考えると、今のところはこういうやり方がいいようではある。
読まなければならない本の場合は、おもしろくなくても、難しすぎても、きちんと読まなければならないのは当然ではあるが、趣味としての読書の場合は、こんな感じではある。〈了〉
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