ひさしぶりに、丹波哲郎の本を読んでみた。霊界の話はひとまず横に置いとくとして、明るく、素直で、あたたかい心が大切というのは、本当にその通りだなあと思う。
そしてこの世を終えたとき、彼岸へ持っていく最大のお土産は、金でもなく、地位でもなく、明るく、素直で、あたたかい心だということを銘記することが緊急にして、かつ、絶対的な必要事項である。(『大霊界 死んだらどうなる』丹波哲郎[著] 近藤薫[画]、学習研究社、昭和63年)
明るく、素直で、あたたかい心というのは、一言でいえば、幼児のような心ということだろうか。たしかにそういう心は大切だろうし、そういう心でいられたら、自分はもちろん周囲の人たちもきっと仕合わせだろうと思う。
いつも笑顔で、もし間違えたら素直に反省して、意地を張ることもなく、他を思いやり、困ってる人がいたら救けてあげる…そんな人ばかりの世界があったら、どんなにいいだろう。
たぶん、そういう人たちが集まっている世界を天国というのだろう。
ただそう考えたときに、ちょっと心配なのは、もし仮に、自分がそういう世界に入っていったら、周囲から浮いてしまうのではないかということ…。なんといったらいいか、今の心のままでは、仮に天国に行けても、周囲の人たちの心の綺麗さに圧倒されて、いたたまれない心持ちになってしまいそう。
あの世があるかどうか、天国や地獄があるかどうかということは、どうしたって確かめようのないことだろうけれども、こう考えてみると、どうも自分はまだまだ足りないところがたくさんあるようではある。とほほ。〈了〉
「ただそう考えたときに、ちょっと心配なのは、もし仮に、・・・」
どんなこと、どんな時にも仮説が成り立つのですから、悩みは尽きませんね。(笑)明るく、素直に、あたたかくもそう感じ、理解し、受け取るかどうかも人により、状況により、その時おなかがすいているかによっても異なるのでしょうからかなり厳しい修業?が必要かもですね。(涙)
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がしました