先日、自転車に乗ってたら、旅行者から呼び止められて道を聞かれた。自転車に乗ってるときに道を聞かれたのは、これがはじめてかも。
その人は、ホテルを探しているとのことだったが、大きな荷物を持ち、小さい子も連れていたので大変そうだった。でも聞かれたのは、全然知らないホテル名だったので焦ってしまった。自分は助けてあげられないなあと。
でも見せられた地図を頼りに周囲を見回すと、遠目ではあるけれども建物が確認できたのはよかった。
「たぶん、あれ、ですね」
「どこですか?」
「ほら、この位置に立つと見えますよ。新しいビルですね」
「あ、見えました。あそこですね。ありがとうございます」
「どういたしまして」
「ほら、この位置に立つと見えますよ。新しいビルですね」
「あ、見えました。あそこですね。ありがとうございます」
「どういたしまして」
これで問題解決。なんか、やけにほっとしてしまった。安堵の胸をなでおろすといっても大げさではないくらい。
あの人、無事ホテルに着けてくつろげてたらいいなあ…。
*追記
そういえば、ずうっと前に、自転車で坂道を下ってたら、アジア人の集団から声をかけられたことがあった。彼らは坂道を上がり切ったところにあるリサイクルショップに行きたがってたから、道順を教えるのは簡単だった。
自分としては、自転車に乗ってる時に道を聞かれたのは、今回が初めてだと思ったけど記憶違いだったようだ。最近は物忘れがひどくて困る。