*後継者
またまた、「宏洋の真相シリーズ」の感想を書いてみたい。

・宏洋の嘘「父の跡を継ごうとしたことは一度もない」【宏洋の真相シリーズ】


どうやら、HSの主張は、宏洋氏は総裁の跡を継ぎたがっていたが、後継者とはされなかったということらしい。

一方、宏洋氏の主張は、はじめは後継者とされたが、あとにはそうでなくなった、でも自分はそもそも後継者になるつもりはなかったということだったかな。

ちなみに自分の感想はこんな感じ。

「宏洋氏が小学生くらいだったころに、月刊誌に作文が掲載されたことがあり、漠然とながらも宏洋氏が後継者なのだろうなあと思った。たぶん他の会員もそう考えていたんじゃないかな」

「現在の宏洋氏の動画を見ていると、宗教については一つの理想を持っているようであるし、HSをその理想に近づけようと努力した時期もあったかもしれない。これは職員からしたら、後継者を目指しているように見えたろうな」

これが当たりか、外れかは分からないが、両者の主張を聞いていて、自分はこんな風に想像した次第である。


*相続
上の動画からすると、HS側は宏洋氏の遺産相続については反対であるらしい。これと似た意見は、他の方も述べていた。

・幸福の科学を批判して父親の遺産は貰う大川宏洋がバカすぎ|しきそくぜくう


この意見については、「子は親に感謝し、従順でなければいけない。親を批判したり、逆らったりするならば、遺産をもらう資格はない」というニュアンスがあるようだし、その部分については極論過ぎるように思う。

ただ、「親は悪いことをしていると糾弾しつつ、その悪いことで得た財産を欲しがるのはおかしい」というのであれば理解できる。

「実父のことを、イタコ芸などで人を騙して金儲けをしていると批判しつつ、そのイタコ芸で得た財産をもらおうとするのはおかしい」というなら筋が通ってる。

ただ今のところ、宏洋氏は手に入れた遺産を何に使うかは明言はしていないようではある。単に私腹を肥やし、自分のために使おうとしているのか、社会的にも意義あることに使おうとしているのかは分からない。

この辺りのことがハッキリしないうちは、この問題の評価はなかなか固まらないのではないかとは思う。

ちなみに以上のことは道義的な観点から考えた場合だけども、もっとドライに考えれば、こういう意見も有り得る。

「たとえ親であっても、間違っていることは間違っていると言うのは当たり前だ。子が親の遺産を相続するのも当たり前だ。どちらも当然の権利だ。もし親の方が、自分の名誉を傷つけた子には、遺産を渡したくないと思うなら、相続排除の手続きをすればいいだけ。これも当然の権利だ」

HSの動画の中では、相続排除をにおわせてる発言もあるし、その辺りのことはすでに考えているのだろうとは思う。


*元幹部としての責任!?
ところで、しきそくぜくう氏は、宏洋氏の責任について言及しておられる。HSは悪い宗教だというならば、幹部としてその悪い宗教を広めた責任はどうなるんだと。

これはアンチ界隈では、前に議論になったことであり、その時はおよそ二つの意見があった。一つは、しきそくぜくう氏のように、きちんと過去の清算をしてから発言すべきだというものであり、もう一つは宏洋氏は教祖の子であるという立場に配慮したものだった。

二つ目の意見をもう少し詳しく言うならば、自分の意志で入信し、幹部になった者であれば、その責任を問われるのは当たり前だろうが、教祖の子として生まれ育てられた宏洋氏には、教団とは関わらないとか、幹部にはならないという選択肢はなかったのだから、その責任を問うのは酷だというのである。

ようするに、宏洋氏の元幹部としての責任を問うことは、信者の家庭に生まれた二世信者に対して、信者になった責任を問うようなものであって、ナンセンスではないかということ。

ちなみに先般の状況…宏洋氏が辞職を申し出てもHSはそれを認めなかったこと、宏洋氏がHS批判をしたことで猛反撃を受けていることなどから、元来、宏洋氏にはHSとは袂を分かち、別の道を選択する自由はなかったろうことはおのずと察せられるわけで、今は二つ目の意見の方が説得力を持ってると思う。


*付記
ところで、ふと思い出したけど、大川隆法氏はきょう子さんとの離婚のときに、全財産を教団に寄付したという話を聞いた覚えがある。

今回、遺産相続が話題になっているということは、上の話は事実ではなく、実際は自分の財産を持っているということなのだろうか。それとも離婚後数年の間に、また財産をつくり、それは教団には寄付してないということなのだろうか。

HSを見ていると、話のつじつまが合わないことがちょいちょいあるけど、これもそのうちの一つかな。