*幸福の科学大学を「不可」とする理由
 ツイッターを見ていたら、HSUの不認可理由(平成26年)が発掘されていたので、ここに保存しておきたい。


 このページの「2.配付資料」にある「平成27年度開設予定大学一覧(判定を「不可」とするもの)」において、「幸福の科学大学を「不可」とする理由」が説明されている。
 その内容を要約すれば、こんな感じだろうか。

「幸福の科学大学では、大川隆法の著作をベースに教育をするそうだけど、そこでは、霊言集を科学的根拠のあるものだとしてるね。いやいや、霊言には科学的根拠なんてないっしょ。いくらたくさん霊言集を出してるといっても、そんなん科学的根拠になるわけないじゃん。
「霊言集は新聞広告に載っているから社会的信用があるというけど、これもおかしいっしょ。新聞広告に載ったからってそんなこと言えるわけないじゃん。
「『霊言なるものは真実だ! 科学的根拠がある!』などと宗教として信じるのは勝手だけど、これを学問として認めろってのは無理っしょ。これを学問の自由として保障するなんてできないよ。
 あとさ、認可を強要するかのような行為は、ダメだよ。ここ、厳重注意しとく。以上」

 いやはや、これは、公的機関がHS教義は宗教ではあろうが、学問ではないと明確に否定した文書として貴重だ。
 大川隆法の言葉を引用しつつダメ出ししたり、霊言には科学的根拠がないとしたり、「幅広く深い教養及び総合的な判断力を培い、豊かな人間性を涵養するよう適切に配慮」などの要件を満たしてもいないとしているところは、まさにアンチ側の主張そのまんまであるところもいい。
 HSは、「霊言は真実だ!」「HSは社会的信用がある!」と言うけれども、これらの主張は根拠薄弱だとして打ち返すのには、本当に便利な文書だ。


*申請取り下げの理由
 今回、HSU側が、不認可とされる前に、自ら申請を取り下げたことについて、不認可とされればその理由が公開されることになるので、これを避けるために不認可決定前に申請を取り下げたのだろうと囁かれているわけだが、上の文書を見ると、この噂は説得力がある。
 一度ならずも、二度までも、上のような文書が公開されたら、HS本体への影響も大きかろうし、そのような事態は避けたいというのはよく理解できる。


*参考
 参考として、前に「不認可」とされたときの記事を貼っておこう。

 
 こちらは、今回の事に関連した記事。


 余計なお世話だろうけれども、大川隆法は霊言だの、宇宙人だのとトンデモな方向に行くのでなく、もっときちんとした宗教を目指した方がいいと思う。その方が大川隆法本人も、信者たちも幸福になることができるのではなかろうか。