*ダメ出し
 今日は、ツイッターで、遠江秀年氏の動画が流れて来たので見てみた。

 遠江氏は、ずいぶんボカした言い方をしているけれども、それでも幸福の科学(HS)では、「鬼滅の刃」にダメ出ししていることは十分に分かる。
 そのためだろう。コメント欄では、信者らしき人たちが、「鬼滅の刃」をおとしめる発言を連発している。そのなかには、単なる感想ではすまされそうにないものもある。たとえば、これだ。
2020-10-31-06_40_36 女性の新人の作家にしては
 気持ち悪い、グロいというのは、個人の感想であろうけれども、女性にしては…みたいな言い方は、差別、名誉棄損とみなされ、糾弾されても文句はいえなかろう。


*右向け右
 それにしても、こういう信者たちを見ると、大川隆法の言葉(および霊言)によって、信者はみんな一斉に同じ方を向くというのがよく分かるなあ。そうではない信者もいるのだろうけど、それはあくまで少数派であり、稀な存在にすぎないだろう。
 以前、宏洋氏は、HSでは何でも大川隆法の言う通りにしなければならない、大川隆法が誰それがかわいいと言ったら、そのように思わないといけない、「いいえ、自分はそうは思わない、××の方がかわいいと思う」と反対するのは許されないという主旨の発言をしていたけれども、今回の件を見れば、これは当たらずとも遠からずということは言えそうだ。


*過去
 ちなみに自分は、会員だったころは、上の信者たちと大して変わらなかった。たとえば、ずいぶん古い話ではあるけれど、フライデー騒動のときに、支部で、「フライデーはけしからん。講談社の本は読んでいかん。現代の悪魔は、活字から入ってくる。だから講談社の出版物は読んではいかん」という話を聞けば、自分はそれに従っていた。
 だから、本を買うときは、必ずどこの出版社かを確認し、もし講談社のものであれば買うのは断念した。どうしても読みたい本であれば、講談社のものでも買ってしまったけれども、そういう時は辺りを見回して、誰からも見られていないことを確認した上で、後ろめたさを感じつつ買ったのだった。
 あとは、当時のHSでは、ロックは地獄的なものとされていたので、ロックを聴いたり、バンドをやるのにはうしろめたさがあり、早くこういうことは止めなければ…という思いを常に抱えていたのだった。
 こういうことは、今にして思えば、じつにバカバカしいことではあるが、信者、会員でいるうちは切実な悩みであったのだ。
 というわけで自分は、もともとは「鬼滅の刃」ファンだったにもかかわらず、教団の方針によって、それを嫌いにならなければならない状況に陥っている信者がいるとしたら、本当に気の毒に思う。まだ未確認ながら、ツイッターでは、信者同士がフェイスブック上で「鬼滅の刃」のことで喧嘩したという話がながれてるけど、もし今回の鬼の霊言が原因でそういうことが起きたとしたら、これも気の毒であるし、残念なことだと思う。