*幸運
 中村圭志氏のツイッターを見たら、最近、自分が考えていたテーマに関連したことがツイートされていた。感想を書いてみたい。
 何かについて考えていると、よそからその考えを補完・前進させるヒントが得られるものだが、どうやら今回もそうなったようだ。感謝。


*超越者
 「概念を超えて実在するとされる神もまた、概念として語られたものとしか言いようがない」というのは、まさにその通りだ。
 漠然とながら、神は人知を超えているなら、人には神のことは分からないだろうし、人には神のことは分からないなら、「人には神のことは分からない」ということさえ分からないだろうと考えてはいたのだが、これよりよほど端的で分かりやすい。


*滑稽
 先日、人には神のことは分からないと言いながら、さも自分は神のことを分かっているかのように振る舞い、他者の神認識は間違いだと断じることのおかしさについて考えたばかりなので、こういうツイートを読めたのは愉快である。こういう滑稽と傲慢はそれほど珍しいことではなく、よくあることなのだろう。
 でもどうしてこんな滑稽や傲慢が生じるのだろう? 神そのものと、自己の心に描いた神概念との違いに無自覚で、その境界が曖昧だから、神のことは分からないと言いつつ、神について他者に説教することに矛盾を感じず平気でいられるのだろうか。よく分からぬ。