＊聖書とは何か？
ツイッター上にて、次のツイートがされていた。
中村圭志 神話・宗教学@seattlelubbock
AWKWARD MOMENTS CHILDREN‘S BIBLEのソドムの記事はこんな感じです。なかなか面白い絵本です。 https://t.co/IhuMPiTdxa
2022/01/10 13:35:59
オークワード聖書をちょっと見てみましょう。
2022/01/11 11:10:36
表紙はノアの箱舟。海上に死屍累々。助かった動物さんたちはなんだか楽しそう。ノアはお気楽に唐笠つきジュースを飲んでいる。
勧善懲悪の御伽噺のはずなんですが、残虐さを何とも思わない義人ノアの… https://t.co/1ZU886I7oJ
先に紹介したロトの処女の娘の強姦許容の話と同様、現代と人権意識が異なるので子供に説明できない箇所も何か所か取り上げられています。
2022/01/11 11:15:43
出エジプト２１。奴隷は財産なので鞭で打っても１日２日生きている限りは神のお咎めなし。即死の場合はお咎… https://t.co/e8dUYYxiIl
もう一つ紹介しましょう。
2022/01/11 11:17:39
申命記２２。男が処女の娘を強姦したところがバレたなら、父親に銀５０払うべし。娘は強姦男の妻となるべし。男の意のままになったのでもはや離縁は禁止。
この絵本では男が父親にドルを渡して、ワゴンの中で強姦せんと… https://t.co/kbay27pcPr
聖書は人類史の史料として、ホメロスなどとともに図書館で読めばいいのです。しかし良き家庭の導きの書だとされている。が、実際には子供には読ませられない。もっとも信者は実際には聖書は読まない。読まないのに都合にあわせて聖書の権威で世の中に文句をつける。だから無神論者に文句を言われる。
2022/01/11 11:18:22
＊被害
一連のツイートで指摘されていることはどれも興味深いが、その中でも特に、聖書を読まずに「聖書の権威で世の中に文句をつける」人々の話は予想外だ。
こういう人々のために、無神論者らはやむなく聖書の権威を打ち砕くために聖書を批判することになっているのだとすると、聖書はとんだとばっちりを受けているということであるし、一番の被害者といえそうだ。
＊立場
とはいえ、こういう指摘を読むと、とても自分には聖書に書いてあることはすべて正しいとすることはできないなと思う。もちろんだからといって、すべて間違っているとすることもできないのではあるが。
聖書に対する立場は人それぞれではあろうが、自分は先入観によって全肯定することも全否定することもせず、また禁忌事項をつくることもなく、人類の古典として謙虚に学びたいものだと思う。
