20220519_2 『神秘形而上学入門』平一著

*難解
 『心經入門』を読み、同著者の書籍は他にも持っていたはずだと思って家の中を探したら、やっぱりあった。さっそく読んでみたが、予想通り自分には難解である…。


*懐かしい
 でも、どこか懐かしい響きの言葉もある。例えばこんな言葉だ。
神と言うと、人間肉体のような形状を持ったものと思われるかもしれませんが、神は形状を持ちません。
神とは、無形の意識体なのです。

(『神秘形而上学入門』平一著、ブイツーソリューション、2016年、p.54)
人は、神の分光ですから、神へと戻ることができます。
人は、神にもなれる存在です。

(同上、p.69)
我々も未完ですが、神も部分的に未完なのです。
未完であるから、我々も神も成長、拡大し得るわけです。

(同上、p.195)
 これらは若い頃に読んだ宗教書にも書いてあったことだけども、多分こちらが本家なのだろうな。

 
*無宗教の理由
 ふと思ったのだが、自分は特定の宗教を信じることはできず、無宗教なのは上のような思想の影響があるかもしれない。こういう思想からは、形のある特定の教祖、教団、教義を信仰しようという発想は生まれ難いだろうから。
 ということは、どうやらこういう自分には一生、形あるものや言葉にできるものを神として信仰することはできなそうである。